土・日曜日、祝日も
診察しております
(日、祝日は午前のみ)
●平日、土曜日
9:00〜12:00
16:00〜19:00
●日曜祝日
9:00〜12:00
●休診日−木曜日
〒439-0031
菊川市加茂5995
TEL:0537-36-5589
|
● 猫のフィラリア症
*多くの方にご理解頂けるよう、できるだけ簡単に書きました。
ですので、説明不足な点もあるかもしれませんが、ご容赦ください。
犬のフィラリア症はご存知の方も多いと思いますが、実は猫にもフィラリア症があるんです。
以前から、猫のフィラリア症はの存在はわかっていました。
昔(私がこの仕事に就いた1995年頃)は”比較的希な病気”と言われていましたが、
最近のデータでは、10頭に1頭が感染していると言われています。
そして、猫のフィラリア症は犬と同様、蚊によって媒介されます。
猫が蚊に刺されることによってフィラリアが体内に入り、フィラリア症となるのです。
では、フィラリアに感染した猫は、どんな症状を現すのでしょう。
症状が出ない猫も多くいますが、時に咳や呼吸困難などの呼吸器症状、嘔吐などがみられます。
また、何も症状が出ないまま、或いは前記の症状を経て、突然死してしまうこともあります。
さてここで、上記の症状を考えてください。
咳や嘔吐・・・これらはフィラリア症以外の病気でもよく見られる症状です。
そう、症状だけでは、フィラリア症とは診断できないんです。
ですので、猫のフィラリア症を疑う場合、レントゲン検査や血液検査、超音波検査を行います。
しかし残念ながら、これらの検査を組み合わせても、診断できない場合がとても多いのです。
またフィラリア症が診断できたとしても、確実な治療法は確立されておらず、ほとんどの場合
は緩和治療しか行えません。
では、そんな怖いフィラリア症に対して、どのような対策を行えばよいでしょうか。
そうです、病気を未然に防ぐ、つまり予防をすることです。
幸いなことに、フィラリア症は1ヶ月に1回のお薬で予防ができます。
当院では、毎月1回の首に滴下するお薬を勧めています。
蚊の出始める4、5月位から12月までが一般的な予防期間です。
(生活している環境や気温によって、予防期間は多少変化します)
また、現在フィラリアに感染している、或いはその疑いのある猫でも、今後予防をすることで発症のリ
スクを下げることは出来ると考えられます。
今まで予防をされなかった猫ちゃんにも、是非予防を考えてあげてください。
|
|
|