菊川市加茂の動物病院                   りょう動物クリニックのほーむぺーじです       本文へジャンプ

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犬のフィラリア症はご存知の方も多いと思いますが、実は猫にもフィラリア症があるんです。



以前から、猫のフィラリア症はの存在はわかっていました。

昔(私がこの仕事に就いた1995年頃)は”比較的希な病気”と言われていましたが、

最近のデータでは、10頭に1頭が感染していると言われています。



そして、猫のフィラリア症は犬と同様、蚊によって媒介されます。

猫が蚊に刺されることによってフィラリアが体内に入り、フィラリア症となるのです。



では、フィラリアに感染した猫は、どんな症状を現すのでしょう。

症状が出ない猫も多くいますが、時に咳や呼吸困難などの呼吸器症状、嘔吐などがみられます。

また、何も症状が出ないまま、或いは前記の症状を経て、突然死してしまうこともあります。



さてここで、上記の症状を考えてください。

咳や嘔吐・・・これらはフィラリア症以外の病気でもよく見られる症状です。

そう、症状だけでは、フィラリア症とは診断できないんです。



ですので、猫のフィラリア症を疑う場合、レントゲン検査や血液検査、超音波検査を行います。

しかし残念ながら、これらの検査を組み合わせても、診断できない場合がとても多いのです。



またフィラリア症が診断できたとしても、確実な治療法は確立されておらず、ほとんどの場合

は緩和治療しか行えません。



では、そんな怖いフィラリア症に対して、どのような対策を行えばよいでしょうか。

そうです、病気を未然に防ぐ、つまり予防をすることです。

幸いなことに、フィラリア症は1ヶ月に1回のお薬で予防ができます。



当院では、毎月1回の首に滴下するお薬を勧めています。

蚊の出始める4、5月位から12月までが一般的な予防期間です。

(生活している環境や気温によって、予防期間は多少変化します)

また、現在フィラリアに感染している、或いはその疑いのある猫でも、今後予防をすることで発症のリ

スクを下げることは出来ると考えられます。


今まで予防をされなかった猫ちゃんにも、是非予防を考えてあげてください。

   
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